健康診断

従来の健康診断運営からの脱却、大学全体の健康管理意識を向上

アナログ運営からの脱出とデジタル技術の活用

デジタル技術の進化は、多くの分野での変革をもたらしていますが、大学の健康診断もその例外ではありません。かつて、多くの学生が参加する健康診断は、紙ベースでの申し込み、受付、結果報告、健康診断書の送付など、手続きの多さや情報の散逸が課題とされていました。特に、大学の新入生や大学院生の受け入れ時期には、数千人単位での健康診断が行われ、その運営の効率化や正確な情報管理が求められてきました。

デジタル技術の導入により、これらの課題への解決策が提供されています。例えば、オンラインによる健康診断の予約や、健康アンケートの電子提出、診断結果の電子通知といったシステムが導入されています。これにより、学生はいつでも自分の健康情報にアクセスすることができ、大学側もデータの一元管理や迅速な情報提供が可能となりました。多言語対応のクラウド健康管理システムを導入し、学生のみならず外国人教員まで包括して健康診断の利便性を高めている大学もあります。

情報管理を徹底し健康診断の予約を変革、健康で先進的な大学へ

しかしながら、デジタル技術の導入は、学生や教職員の健康情報のプライバシー保護やデータのセキュリティといった新たな課題をもたらす可能性があります。個人の健康に関連する情報は最も機密性の高い個人情報であるため、データの不正アクセスや情報漏洩などのリスクを考慮し、適切なセキュリティ対策や情報管理の体制を整えることが不可欠です。大学は、学生や教職員の健康と安全を最優先に、デジタル技術の恩恵を最大限に活用しつつ、新たな課題への対応も怠らない姿勢が求められます。

クラウド型予約システム「RESERVA.ac」の場合、国際規格のISO27001とISO27017を取得した高度なセキュリティ体制を備えており、外部からの攻撃による情報漏洩の防止に貢献します。行政機関の基準に即しているため、240以上の大学で利用された高い実績を誇る予約システムです。加えて、システム操作が苦手な学生や教職員でもかんたんに設定管理できることで好評を得ています。予約数の制限や、診断前に記入できるカルテ機能など、多くの機能が直感的な操作だけで設定できます。先進的な取り組みを行っている大学へと改革するためにも、まずは健康診断へのSaaSシステムの導入から検討し、スマート化、IT化への一歩を踏み出すことが必要不可欠です。