DX化する大学法律相談|予約システムの導入で革新

DX化する大学法律相談|予約システムの導入で革新

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法律相談は、学生や教職員が直面する法的問題や疑問に対して、専門的なアドバイスを提供する重要なサービスです。このサービスをDX(デジタルトランスフォーメーション)化することで、相談のアクセス性が向上し、より多くの人々が必要な支援を受けることが可能になります。

DXの波は、教育機関のさまざまな分野に影響を及ぼしています。DX化は、法律相談のプロセスをより迅速かつ効率的にするだけでなく、サービスの質を高め、大学コミュニティにとってより有益なものへと変貌させる可能性を秘めています。

本記事では大学法律相談の問題点と問題を解決するためのDX化について解説します。本記事を通じて、大学法律相談の新しい形態について理解を深め、実際の改善の一助となれば幸いです。

大学法律相談の現状

大学における法律相談は、生徒たちの悩み解消や社会的課題への対応といった点で必要不可欠となっています。しかし、その進行にあたり多くの課題が指摘されています。

法律相談の意義

大学法律相談は大きく2種類に分けることができます。

1つ目は、学生や教職員からのさまざまな悩みや問いに対して、プロの法律家が回答・解決策を提示する法律相談です。法律的な問題だけでなく、大学生活や進路、社会生活についての相談も行われます。大学法律相談は、抽象的な法律の知識を具体的な問題解決につなげる場として非常に重要な役割を果たしています。

2つ目は、法律学部や関連するコースがある大学が、実践的な教育の場として設けている法律相談です。法学部の学生が実際のケースを扱い、実務経験を積む機会を提供できます。また、弁護士法により法律相談を無料で行うため、法的支援にアクセスできない人々にサービスを提供でき、地域貢献につながります。

大学における法律相談の課題

大学法律相談窓口の設置は進んでいますが、現状では法律家と学生が直接顔を合わせて対話する形式が主流で、対面形式が必須となってしまっています。これにより、予約やカウンセリングの実施が困難であったり、相談をためらう学生もいます。相談窓口の存在を知らない学生も多く、彼らにアプローチするのが難しい状況となっています。これらの課題は、法律相談のDX化により改善が見込まれます。

DX化のニーズと期待

本章では、近年ますます進行している大学のDX化のニーズと、その期待される効果について詳しく解説します。

DX化とは

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で、一般的に企業活動をデジタル化することを指します。AIやクラウドなどの最新技術を活用することにより、業務過程を根本から変革し、新たなビジネスモデルやサービスを創出していく取組みを指します。近年、教育機関においても授業・研究・経営など、さまざまな場面でDXが進められています。

DX化が求められる理由

大学がDX化を推進すべき理由は以下の通りです。

  • 教育の質の向上:デジタルツールの活用は、学習管理システムやオンラインリソースを通じて、教育の質を高めることができます。これにより、柔軟かつ個別化された学習経験が提供され、学習成果が最大化されます。
  • 運営効率の改善:DXは、事務作業の自動化や効率化を可能にし、時間とコストを節約します。これにより、大学が教育や研究により集中できるようになります。
  • 利便性と包括性の促進:デジタル技術は、遠隔地にいる学生や障害を持つ学生にも教育の機会を提供します。オンライン授業やデジタル教材の提供により、学習の場が多様化し、より多くの人が教育を受けることができます。
  • 大学と学生のコミュニケーションの円滑化:デジタルコミュニケーションを通じて、学生の理解度や進度、関心分野をリアルタイムで把握し、適切な教育プログラムを提供できます。また、直接の連絡が難しい学生にとってもコミュニケーションが容易になります。
  • 教材の充実:デジタル教材の導入により、生徒はいつでもどこでも学習を続けることができます。動画や音声などのマルチメディアコンテンツを取り入れることで、より深い理解が促進されます。また、オンラインミーティングツールを利用して外部からの授業配信も可能になります。
  • 省力化/コスト削減:一元化されたデータ管理により、情報アクセスが簡素化され、業務効率が向上します。これにより、設備や人件費などのコスト削減が期待できます。

上記で述べた通り、大学はDX化を進めることが求められます。これは、教育環境の柔軟で多様なニーズに応えられるようになり、学生たちはもっと良い学習体験と成績の向上を期待できます。さらに、大学の運営がスムーズになるため強みを増すことになります。

法律相談のDX化事例

DX化を進めた大学における法律相談の画期的な変化を実感するため、実際に取り組まれている事例を紹介します。これらの事例は、DX化と予約システムの導入により法律相談の質と効率がどのように向上したかを理解するのに役立ちます。

北海道大学

参考サイト:北海道大学法律相談室

法律相談に使われている便利な予約ページ:https://reserva.be/huhoso

北海道大学では、法学部の学生たちによる公認サークルが法律相談室を運営しています。学生のまわりには法律に関係する問題が多くあり、そうした問題に巻き込まれることは、人生の中でも少なくありません。弁護士への相談は、大学生にはお金もかかり、ハードルが高く相談が難しく感じることがあります。その際に、まずは学校で実施されている無料の法律相談から気軽に始めることができます。

北海道大学の法律相談室では、予約システムRESERVAで予約を受け付けています。北海道大学の法律相談は、Zoomミーティングで相談することもでき、オンライン上で法律相談をすることも可能です。このようにデジタルツールの活用により、相談の利便性が向上し、より多くの学生が必要な法的支援を受けられるようになっています。

早稲田大学

早稲田大学人間科学学術院の菊池英明研究室LawFlow(ローフロー)株式会社は、ChatGPTなどの大規模言語モデルを用いた法律相談チャットボットの共同研究を開始しました。この研究は、AIを活用して無料法律相談サービスの質を向上させることを目的としています。

LawFlowのAI法律相談チャットはChatGPT-4がベースとなっており、弁護士の知見をAIに学習させることで法律問題に対応します。現在は刑事事件の相談に限られていますが、他の分野への対応拡大も計画されています。

予約システムの導入

DX化を進める中で、特に注目されているのが予約システムの導入です。予約システムは、学生や教職員が法律相談を簡単に予約できるように設計されており、運営の効率化と利用者の利便性を同時に高めます。この段落では、そのような予約システムの概要、導入理由、そして期待される効果について詳しく掘り下げていきます。

予約システムとは

予約システムとは、ウェブサイトや専用アプリケーションを通じて時間や日付を指定して予約をできるシステムのことを指します。ユーザーの利便性を高め、業務効率化にも寄与します。

予約システムを導入する理由

予約システムを導入する最大の理由は、利便性の向上と情報管理の効率化を実現するためです。特に大学法律相談では、受付がメールや電話などのアナログな方法で、双方にとって不便であり、その解消が求められています。

予約システムの効果

予約システムを導入することで、利便性の向上、情報管理の効率化といった効果が得られます。以下では、それぞれの詳細を述べます。

  • 利便性の向上:予約システムを導入することで、自分の都合のいい時間を自由に選択して予約を入れることが可能となり、生活の利便性が向上します。また、リアルタイムで空き状況を把握できるため、無駄な待ち時間を減らすことも可能となります。
  • 情報管理の効率化:予約システムには予約データの一元管理機能があり、予約者の情報や予約状況を一括で管理できます。これにより、アナログな管理から脱却し、情報管理の効率化が可能となります。

導入を検討する際の注意点

DX化を進める中で、特に注目されているのが予約システムの導入。しかし慎重な判断と注意が必要で、導入を成功させるためにはいくつかのポイントを考慮する必要があります。

システム選択のポイント

適切なシステムの選定は非常に重要なステップです。大学の法律相談にあたって、利用者の利便性と、スタッフの業務効率の向上を目指す必要があります。これらを目指すためには以下の点を考慮することが重要です。

  • 自動リマインダーと確認通知:予約された相談の日時に近づいたときに自動的にリマインダーを送信する機能です。これにより、相談日を忘れるリスクを減らすことができます。
  • キャンセルや再スケジュールの管理:予約のキャンセルや変更を簡単に行える機能です。利用者が自分でスケジュールの変更を行えることで、運営側の負担を軽減します。
  • 事前アンケート機能:事前アンケート機能が搭載されていると、相談者がどのような問題で助けを求めているかを事前に把握できるため、十分な準備を行い、充実した内容での相談が実現します。
  • データ管理とレポート機能:予約データを収集・分析し、相談の傾向や利用状況を把握できる機能です。運営上の意思決定に役立てることができます。
  • Zoom連携機能:オンラインミーティングアプリとの連携により、オンラインで法律相談を行うことが可能となり、双方にとって時間や場所の制約が軽減され、より柔軟な対応が可能です。

法律相談にはこのような予約システムの機能が求められます。これは、法律相談において、学生や教職員の期待に応えられるようになり、さらに運営がスムーズになるために欠かせません。

大学の法律相談におすすめのRESERVA

法律相談は学生生活において重要な支援を提供する機会です。このような相談を無駄にしないためにも、予約や参加、さらに相談者の管理がスムーズかつ簡単でなければなりません。

法律相談をはじめとした、大学の窓口で多く利用されている予約システムとして、RESERVAが挙げられます。RESERVAは、利用者側も運営側もシンプルに操作ができ、わかりやすさに特化しています。そのうえ、機能が100種類を超えるほど豊富であり、法律相談の運営に欲しい機能も多数搭載されています。26万社が導入する業界最大級の利用数を誇っており、6つのプランから運営方針にあったものを選択できます。

24時間365日対応しているため、学生が相談しようと思った時点で予約でき、機会損失が発生しないという大きなメリットがあります。

またRESERVAは、ISO27001/ISO27017という国際規格を取得しており、セキュリティが万全な予約システムです。ISOとは、スイスのジュネーブに本部を置く非政府機関「International Organization for Standardization」(国際標準化機構)の略称で、電気・電子および電気通信以外のあらゆる分野の国際規格の作成を行う国際標準化機関です。ISOが国際的な取引をスムーズにするため、製品やサービスに関して定めた国際的な基準をISO規格といいます。法律相談といったパーソナルなことを相談するのに適切なセキュリティ機能が備わっています。

法律相談の予約に最適なRESERVAの詳細は、こちらをご覧ください。

まとめ

今回の記事では、大学における法律相談のDX化を紹介しました。特に予約システムの導入は、容易に法律相談の予約ができるようになる上、業務の効率化を図ることもできます。しかし、まだデジタル技術を十分に活用していない大学も多く存在します。デジタル化は、学生の生活を豊かにし、彼らが直面する法的問題に対するアクセスを容易にします。この記事で紹介した事例は、他の大学での法律相談サービスの改善にも役立つでしょう。

RESERVA.acでは、大学のDX化に関する事例をこれからも取り上げていきます。

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