学生食堂DX化|予約システムの導入で学生にとってより快適な空間へ

学生食堂DX化|予約システムの導入で学生にとってより快適な空間へ

更新

学生食堂(以下:学食)は、利用する学生たちにとって単に食事をする場所というだけでなく、学部や学科を超えたコミュニケーションが生まれる憩いの場でもあります。学生にとって満足度の高い学食の運営を目指して多くの大学が趣向を凝らし、大学の特色が反映されたユニークな学食が次々に生まれています。また、新型コロナウイルスの蔓延によって、混雑の緩和や感染症対策など、より学生の利便性を追求した学食への変化が求められてきました。

そんな中で注目を集めているのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した学食の運営です。本記事では、学食のDX化がどのような効果をもたらすのか、実際の大学での導入事例を交えて紹介していきます。

学食DX化の重要性

学食のDX化とは、学食にオンラインシステムやアプリケーションを導入することによって、より効率的な運営を目指すことです。ここでは、学食が抱える課題とDX化によるメリットを比較していきます。

学食の課題

多くの学食が抱えている課題として挙げられるのは、昼休み時間の混雑です。毎日昼休みの時間帯に学食の利用者が集中してしまい、行列ができたり席が足りなくなったりするなどの問題が発生します。特にコロナ禍ではソーシャルディスタンスの確保のために座席数が減らされ、席がないために学食の利用をあきらめたり、順番待ちに昼休みの大半を費やしてしまったりすることも珍しくありませんでした。

こういった問題を解決していくために、学食のDX化が必要になります。

学食DX化のメリット

まず、システムをうまく導入していくことで、学食のよりスムーズな運営が実現します。オーダーや支払いを効率化して混雑を緩和させることで回転率が上がり、売り上げの向上につながります。また、学生も無駄な待ち時間が削減されることで、空いた時間を別のことに有効活用できます。

さらに、学生それぞれの端末からメニューの閲覧、事前予約が可能になると、より安心して食事が楽しめます。アレルギー情報や栄養情報の把握や、量のカスタマイズもかんたんで、食材の無駄も減らすことができます。

また、システムを通した注文や支払いを取り入れることで学食の運営データを収集し、分析できます。売れ行きに合わせたメニューの改善、混雑時間帯の人員確保など、データをもとに調節が可能です。

学食DX化に役立つシステム

学食をDX化していくにあたり、導入するべきシステムを具体的に紹介します。

席予約システム

学食の混雑緩和を実現するためにまず挙げられるのが、席予約システムの導入です。学食に予約システムを導入することで、学生は事前に時間帯を決めて席を予約できるため、確実に学食が利用可能になります。また、リアルタイムで残席数が把握できることによって、待ったのに結局利用できなかったというような事態を防ぐことも可能です。

さらに、それぞれの席を予約する際に利用時間を設けておけば、食事を終えた学生が必要以上に長く席に滞在し次の学生が利用できないといった問題も解決します。

メニュー表示システム

メニュー表示システムの導入も、学食の効率的な運営に役立ちます。デジタルサイネージなどを利用して複数の画面上に大きくメニューを表示することで、混雑した食堂内でもメニューが把握できます。

また、売り切れなども即座にすべてのモニターに反映されるため、スムーズな注文が可能です。アレルギーやカロリーなどの情報もシステム上で事前に確認しやすく、慌ただしい時間帯でも学生が安心して利用できます。

メニュー注文アプリ

アプリを用いたメニューの注文も効果的です。アプリでの注文が可能になると、昼休みの食堂内が長い列になることもありません。学生は、自分のスマートフォンを使って席からそれぞれ注文し、メニューが出来上がるまでの時間を別の作業や友人とのコミュニケーションにあてることができます。

また、アプリのオンライン決済機能を利用することでレジに並んで金銭を授受する必要がなくなり、人件費の削減や回転率の向上も期待できます。

学食DX化の事例紹介

北海道大学|席予約システム

北海道大学内のカフェ「北大マルシェCafé&Labo(カフェアンドラボ)」では、席の予約にオンライン予約システム「RESERVA(レゼルバ)」を導入しています。事前に席を予約しておくことで混雑する時間帯でも待ち時間なく安心して利用できる上、予約の際に利用時間や注文方法といった詳細情報も確認でき、効率的な学生生活の一助となっています。

参考サイト:北大マルシェCafé&Labo

北大マルシェCafé&Laboが利用している予約システム:RESERVA

亜細亜大学|メニュー表示システム

2023年4月、亜細亜大学の学生食堂「ASIA Kitchen(アジアキッチン)」がリニューアルオープンされました。ここでは、食堂DX化の目玉としてデジタルサイネージによるメニュー表示システムが採用されています。それまでの食品サンプルの展示からデジタルサイネージに変更されたことで、日替わりメニューがわかりやすくきれいに表示され、売り切れなどの情報も即時更新されるようになりました。このシステムの導入は、効率的かつ充実した学生生活につながっています。

参考サイト:亜細亜大学 ASIA NOW!

近畿大学|メニュー予約アプリ

近畿大学内の学生食堂「DNS POWER CAFE(ディーエヌエスパワーカフェ)」と「THE CHARGING PIT&DINER(ザチャージングピットアンドダイナー)」は、「次世代型新食堂」としてDX化を推進しています。専用アプリをダウンロードすることで、自分の好みに合わせたメニューのカスタマイズ、オンラインでの注文、事前キャッシュレス決済が可能です。

オンラインで時間を指定してメニューを注文することが可能になり、学生は限られた時間でも待ち時間なく食事をすることができるようになりました。バランスの取れた食事を迅速に提供するシステムを整備しておくことで、学生の健康的な大学生活を後押ししています。

学食への導入に最適な予約システム「RESERVA」

画像引用元:RESERVA公式サイト

学食DX化を進めるにあたって重要になってくるのが、予約システムの導入です。第一歩として予約システムを導入することで、学食運営におけるもっとも大きな課題である混雑緩和の実現が期待できます。

中でも学食の席予約におすすめのシステムが、実際の現場でも活用されている予約システムRESERVAです。RESERVAは操作性がシンプルでわかりやすいため、どの世代でもスムーズに利用できます。また初期費用が無料のため、予約システムを初めて導入する大学も安心して始められます。

RESERVAは、学食などの席予約だけでなく、オンラインオープンキャンパスや進路相談窓口、図書室や研究室といった学内施設の予約など、さまざまな場面で利用されています。すべての人にとって使いやすいシステムであり続けるために日々アップデートを繰り返し、現在は100以上の機能を備え、200校以上の私立・国立大学での導入実績があります。

予約システムRESERVAの詳細はこちらをご覧ください。

まとめ

今回は、学食DXを推進している大学の事例を紹介しました。学習分野やコンテンツが増え続ける現代社会において、学生は毎日、限られた時間の中でより充実した過ごし方を求められています。そんな学生たちの健康に欠かせない食事の時間をより良いものにするために、そして運営側の負担を軽減するために、学食DX化は積極的に推進されるべきです。

RESERVA.acでは、大学のDX化に関する事例を今後も取り上げていきます。

予約システムで、ビジネスを効率化

RESERVA.acは、大学向けのクラウド予約システム。国立大学、学校法人における導入実績は240以上。講義予約、オープンキャンパス予約、証明書発行窓口予約など様々なシーンで導入されています。